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イアーズはPCパーツショップの中にあるので、特に平日はサラリーマン風のお客様がほとんどです。休日になると秋葉原観光中のカップルや、若い男の人が多く来店します。

その中でCDを買っていくお客様は大きく分けて

1.始めから目的のCDが決まっていて、そのCDだけ買って帰る
2.PCパーツを買いに来てなんとなく目にとまったCDを買う
3.たまたま店の前を通りかかって、目にとまったCDを買って帰る
4.定期的に来て、目にとまったCDをまとめ買い

レジを打っていて、多いんじゃないかな?と思う順番に並べてみました。一人一人のお客様に訊いているわけではありませんので、想像ですが。

以下に、それぞれのお客様に対して効果的にアピールする方法を考えて書いてみました。

1のお客様に対しては、「もっともっと見て行って〜!」という気分でレジを打っています。こういう方は「とりあえず買って帰ろう」という事で来ているので、他のCDを買う事は始めから念頭にないのでどうしてもアピールしづらいですね。そうそう、委託に来るアーティストの方も、是非店内にある他のアーティストのCDをゆっくりご覧になってみてください。きっと参考になる点や、聴きたいCDが見つけられるはずです。

2、3のお客様は、特にとっつき易いCDを買っていくようです。ぱっと見で音が聞こえてくるような分かりやすいCDや、ネタ系のCD等です。CDには分かりやすいキャプションを付けるとアピールに効果的かもしれません。特にテクノはジャンルが広いので、単に「テクノ」と書くだけではイメージしづらいです。また、「ジャンルにとらわれず」とか「今までにない音」等の説明もとても多いのですが、イメージしづらいですね。無理矢理にでも、ジャンル化してしまった方が得です。「お笑い系テクノ」とか「ドライブミュージック」とか「ジャングルというよりはアマゾン」「武蔵野線系」…(あれ、良い例が全然思い浮かばないなぁ;)何も思いつかなければ、使用している楽器等の機材を書いてみたり、ヴォーカル入りかどうかを書いてみたり、客観的に判断できることをちょこっと書いておくと、何か一つでも興味を持ってくれた人が買ってくれるかも知れません。

4のお客様は、大体同じレーベル(アーティスト)のCDをまとめて買っていかれます。その上で気になったCDを追加して買っていく感じですね。追加の分は安めのCDを買って行かれます。
15曲入りで3000円のCDを売るよりは、5曲入りで1000円のCDを3枚作った方が売れると思います。何も情報のないCDに対して、いきなり3000円を出す人はあまりいません。イアーズでもこのぐらいの価格になると残念ながら殆ど売れません。絶対に売れないという訳ではありませんけど…。

アーティストさんは「小出しにするなんて」と思うかも知れませんが、1000円のCDを3枚作る場合、時間差でリリースすると、買う側としても楽しいです。最初1枚目を見た時は何も思わなくても、2枚目のCDを見たときに気になり始め、3枚目のCDを見た時点で1枚買ってくれるかも知れません。3000円のCDを1枚だけ出した場合、もし初めて見た時点で記憶に残らなければ、そのまま忘れ去られてしまします。CDを多く出すほど、「あなたの音楽」がお客様の目にとまる回数は増えます。かといってあまりにも多く出し過ぎるのも問題があるかもしれませんが。笑

3000円のCDを買ってくれるお客様がいたとして、次のリリースまでに1年の間が空けば、1年の間に別の事に関心が移ってしまうかも知れません。どんな周期で活動しても平気なのがインディーズの良さでもあると思うので、必ずしも活発に活動する必要はないのでしょうが、「ファン」の心を惹きつけておくにはある程度の頻度で「楽しさ」を提供した方が効果的です。
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ジャケット写真


実はいま、eARS内で売れに売れているCDがあります。
それが「くっつり会」による「涼宮ダブヒの抽出」です。
基本的にまったり進行のイアーズ取り扱い作品群ですが、そこから比較するとこちらのCDはとにかく売れてます。


・音が良い!
入荷した当日、店内BGMにしたところ一時間もたたないうちに一枚売れました。つまり、とにかく内容の質が良いのです。話題性のあるネタを使っているのもありますが、やはりそれだけでは売れません。音楽性がとっても高いです。試聴したい方はイアーズにお越しいただくか、くっつり会さんのサイトをご覧ください。


・プレスCD!
プレスCD&キャラメル包装済みというところもなかなか。後述の値段とあわせて考えると、明らかに赤かな?…と思っていたらやっぱりそうみたいです。笑。


・500円!
な、なんと、500円なのです。6曲入り500円というところがかなり買いやすいようです。マクドナルドのバリューセットより断然安いです(ちなみにイアーズから歩いて5分のところにマクドナルドがあります)。

・社長が動いた!
イアーズでは通常は委託販売という形でアーティストのCDをお預かりしています。まずCDをお預かりして、お客様に売れたときに委託販売手数料を差し引いた金額をお支払いしています…が、このCDは社長が「イケル!」と判断したため、事前にお支払いする形で買い取っちゃいました。私は初めて買い取りを見たのですが、こういう事もあるんですねー…。

イアーズ内でピンクのジャケットを見かけたら、そのまま手に取りレジへGO!?
さて、CDはどんな日に売れるのでしょう?
実際にeARsを見ていて感じたことを書いていきます。

1. 良く晴れた日

一番多いのは、良く晴れた風のある気持ち良い日!やっぱり天気の良い日は新しい音楽が聞きたくなるのでしょうか。単純にご来店人数が多いというのもありますが、それにしても天気が良い日はよく売れます。それを考えると、音楽系の方でこれをされる方は少ないのですが、アート系フリマへの出展も天気次第では良いかもしれません。

2. 土日

これもご来店人数が多くなるからという理由もありますが、どちらかと云うと「遊びたい」気分の方が多いからだと思いますね。秋葉原と云う場所柄、平日はサラリーマン系のお客様が多く、土日は観光目的の若いお客様が多いです。

3. イベント時

秋葉原そのものが割と年がら年中お祭りムードな街ですが、特に連休等イベントが多い時期はお客様の財布の紐もゆるくなっているようです。去年のクリスマス時期はとても沢山のCDが売れました。

委託CD七不思議のひとつに、「最後の一枚が売れない!」というほぼ絶対と言って良いような法則があります。eARs店内では同一商品につき常に3~5枚を店頭に並べていますが、どんなCDであっても、なぜか最後の一枚になるとピタッと売れなくなります。お客様の心理として、なんとなく最後の一枚だと手に取りづらいというのがあるのかも知れません。

eARsでは基本的には完売時にしか連絡を差し上げておりませんが、こういった「よく売れる時期」の前に追加納品されると良いかもしれません。
4.連絡先も記載すべし!

最近はウェブサイトをお持ちのアーティストが増えてきたようです。もしあるならCDジャケットにはウェブサイトアドレスを、無い場合も最低限メールアドレスは書いておきましょう。フリーメールサービスも沢山ありますのでそちらを利用すると良いでしょう。なぜかというと、感想を送りたい場合やライブ情報を知りたいときに役立つのはもちろんですね。たとえばCD-R作品の場合は書きこみ不良などで音楽が聞けない事もあり、そういった場合にも連絡先が記載してあれば対応することができます。

5.背を用意すべし!

正式名称が分からないので、ここでは単に「背」と表記します…CDを棚等に並べるときに見える、CDのタイトル等が書いてある部分ですね。
※画像は古庄宅内です。eARs店内ではありません。


↑こんな感じ

特にスリムケースでリリースされる作品の場合、この背の部分が用意されていない事が結構あります。そうすると…


↑まったく訳が分かりません

eARs含めCD店では、新作は平積みの状態で陳列するのでこの背の部分がなくても平気なのですが、それ以外の作品はCD棚にまとめて陳列しています。そうすると背のないCDはとっても不利です!背の部分まで凝っているCD(eARsお取り扱い商品で言うと「涼音堂茶舗」さんの「エポダン」が可愛いです)は見ていて楽しいですしね。背の部分にはタイトルとアーティスト名、そして型番があるととても管理しやすいです。


6.サンプル盤を用意すべし!



委託販売をする際にはサンプル盤も一緒に持ってきてくださるととても嬉しいです。音が聞ければ良いので、商品そのものでなくても、委託予定のCDを複製したCD-Rでも良いです。サンプル盤を用意していただけると、店内BGMとして流すことができます。実はこれには結構な効果があり、店内でかかっているCDは売れ行きも良いです。またお客様が試聴されたい場合ももちろんサンプル盤があるのとないのでは違いますね。試聴されるお客様は複数枚のCDを聞き比べて購入される方が多いです。その時にサンプル盤がないと、お聞かせできません。せっかく興味を持ってもらえたのになぁと思うことが多々あります。あと、サンプル盤を用意していただければ、それを聞いた私が勝手に手書きの感想ポップを作ります。笑。

そして大事なお願いです。CD-Rのサンプル盤には、必ずタイトルとアーティスト名の記載をお願いします。なまえペンでサラサラっと書いていただいても大丈夫です。気をつけてはいますが、稀にCDジャケットとばらばらになって迷子になってしまうCD-Rがあります。その時にレーベルが真っ白な状態だと、私の頭も真っ白になります。ただ単に「サンプル」と記載される方もいらっしゃいますが、こちらも謎のサンプル盤になってしまうことがあります…。
インディーズアーティストの手作りCDを見るのはとても楽しいことです(プレスCD、CD-R等関係なく)。パッケージから何からなにまで、作った本人の意思が現れていて見ていると感心してしまいます。
面白いのは良いですが、CD製作をするにあたって最低限気をつけて欲しいな、と思うことがあります。

1.CDタイトルとアーティスト名を必ず表記!

かっこ良いデザインは魅力的ですが、最低限CDのタイトルとアーティスト名はきちんとジャケットに表記しておきましょう。できれば、どちらが名前でどちらが作品名なのか分かりやすく書いてもらえるととっても良いです。

2. 何でもいいから型番を!

たくさんの委託CDがあると、管理もなかなか大変です。効率よく販売管理をするために、型番がCDに明記されているととても助かります。型番と言っても、何でも良いのです。例えば「俺様のファーストアルバムだ!」という方なら「ORE-001」でも構いません。それに型番をつけると、より一層自分のCDを発売している気分に浸れませんか?

3.収録曲数も表記!

インディーズアーティストのCDの内容と価格設定は実に様々です。メジャーアーティストであれば、3000円程度ならアルバム、1000円程度ならシングルと予想はつきますが、インディーズの場合そうはいきません。同じ1000円のCDでも2曲入りから10曲入りまで様々です。
また、曲名というのはとても個性が現れる場所です。あなたのファンではないお客様が店内にいるとします。偶然CDが目に留まったとき、より一層そのCDの情報を欲しくなります。そんなときに曲名を見て、「ああ、ネタっぽい曲が多いのかな?」「切ない曲が多いのかな?」と大体の予想をつけたりします。
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