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先日、魔術堂のKATORさんと某所で偶然(必然?)お会いしました。
今はウェブサイト・ツイッター・フェイスブックなどなど、近況報告ができる場所はたくさんありますが、直接顔を合わせて言葉を交わすことは、それらを一瞬で1000ページ以上閲覧するような突き抜けた感覚があります。今となっては友人・知人との交流も常にウェブ先行なので、すごく新鮮でした。
またお会いできると良いなあと思っています。

さてさて。
つい昨日からウェブ上の音源の違法ダウンロードが罰則化されました。
このことで本当に「音楽制作者の権利は守られるのか」、なにより「音楽業界は発展していくのか」が気がかりですね。

音源制作、CDプレス、ジャケットデザイン、流通、デジタル音楽配信まで、パソコン一台あればかなり安価にこなせるようになりました。
(すくなくともレコードをプレスしていた時代とは雲泥の差のはずです)
そんな中であっても、唯一インディーミュージシャンにとって障壁となるのが「プロモーション」です。

いくらネットが強くなったといえど、やっぱりマスメディアの力から目をそらすわけにはいかないでしょう。
新聞・雑誌・テレビ・ラジオで取り上げられるミュージシャンとそうでないミュージシャンの間には、認知度に大きな差が出てくるのは歴然としていますし、また「マスメディアに取り上げられた」という事でネット上でもさらに話題が広まって認知度が高まっていくものだと思います。

こうした中で、ミュージシャンの目線では、プロモーションをしたい・音楽を広めたいというような思いと、報酬を得ることなくダウンロードされたくないというジレンマが生じることになります。
今までもラジオ等の「エアチェック」のように録音されるという行為はあったわけですが、場合によってはプレスCDと同等以上のクオリティ、フルレングスの音源をほぼ無償でダウンロードされてしまうのとは違いを感じますね。

私個人としては「違法になるなら、ダウンロードしないできちんと買おう」、あるいは更に「タダで手に入るのにお金を出して手にいれるのは情弱じゃん」というような消費者側の意識はちょっと悲しいものがあると思ってしまいます。

良いと思ったから、その対価として金銭のやりとりが生じる、という風な流れを取り戻して欲しいと思っています。取り戻す、という表現が適切かはわかりませんが…。
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テクノCDの話題とは大幅にそれますが、たまには別世界(?)の話を…ということでインディーズバンドのCDレコーディングについて書きます。
私の場合はずっと宅ロック派だったのですが、今回はバンド形式でのレコーディングと言うことでレコスタ(スタジオペンタ)を借りました。

メンバー構成はボーカル(私)、ギター、ベース、ドラムというシンプルな形です。
CDを作ろうという話は前々から出ていて、4曲入りが妥当だろうということで収録曲、曲順もすんなりと決定しました。レコーディング前2回ぐらいのスタジオ練習は曲の最終アレンジを決める事に集中し、レコーディングでは「録るだけ」で済むように頑張りました。

今回の場合、今のメンバーでのレコーディングは初めてと言うこともあり、どれぐらい時間がかかるか分かりませんでしたので、とりあえずレコーディングスタート2か月前の段階で6時間×3日を予約しました。

プレスCDとは、皆さんがCDと聞いて想像する、市販されているごく普通のCDの事です。CD-Rは主にパソコンを利用して作れるCDの事ですね。プレスCDとCD-Rの簡単な見分け方として、両方を裏返してみて色がついているもの(青が多い)がCD-Rになります。ちなみにDVD-Rの裏はCD-Rよりも濃い色をしている事が多いです。


基本的に500枚以上ぐらいからの生産になるプレスCDと比べ、1枚からでも製作できるCD-R作品はインディーズアーティストの強い味方といえるでしょう。
ところが、いざ委託販売しようとお店に持ち込むと、お店によってはCD-R作品の場合断られてしまうことがあります。
※eARsではCD-R作品も受け付けています


なぜでしょう?
専門家ではない私ですが、理由をいくつか考えて見ました。


・CD-R作品を再生できない機器があるから

最近では殆どなくなりましたが、かつてはCD-Rで焼かれた音楽CDを再生できない音響機器がありました。これはプレスCDとCD-Rでは品質が異なり、古い機器はそもそもCD-Rを再生できる作りになっていないからです。CDプレイヤーでCDを再生するときには赤外線レーザー光をCDの裏面にあて、反射された光から情報を読み取ります。CD-RはプレスCDと比べて光を反射させる力が弱いので、機器側が情報を読み取れないことがあるのです。

またCD-R作品をパソコンで聞こうとした場合に、パソコンとCD-Rの相性によっては再生できない場合があります。実際にeARsの委託CD-Rでも、我が家のパソコンでは再生できないものがあります(他の機器だと再生できるのに!)。プレスCDの場合はこのような心配が要りません。


・そもそも焼きこみに失敗している場合があるから

そもそもCD-Rは一枚一枚、パソコンを使って書き込んでいくものです。正確にはCD-Rドライブですが。情報を書き込んでいく際に、何らかの理由により書き込みに失敗してしまう事があります。特に分数の長い(情報の多い)場合に失敗してしまう場合が多いようです。一般的なCD-R焼きこみソフトでは失敗した際に警告を表示してくれますが、環境によっては表示されない場合もあります(多分)。焼きこみに失敗したことに気づかずに作品として売り出してしまうと、当然ながら購入者はそのCD-Rを聞くことが出来ません。プレスCDの場合はその名の通り、金型をCDに押し当てて生産しているのでこういった心配はありません。


以上が主な理由です。音楽CDにとって再生できないというのは致命症中の致命症!万一の事を考えると、プレスCDのみを受け付けるようにしていた方がトラブルが少ないので良いのでしょう。eARsのようにちょっとアレゲ(何気だ)なお店の場合はCD-R作品でも受け付けていますが、作品中に連絡先などを掲載したほうが良いでしょう。


その他の小さな小さな理由として、CD-Rだと音が悪いといった理由もあるかもしれません。ここら辺はマニアの領域なのでちょっと分かりません。あとは偏見かもしれませんがプレスCDの場合はマスタリングがしっかりしていて聞きやすいCDが多いです。


なお、CDラベル(盤面印刷)の代わりにシールを貼っている方もいらっしゃいますが、できるだけやめた方が良いでしょう。CDの一部分にシール等を貼ると、CDを再生する時に全体のバランスが悪くなって読み込み不良を起こす場合があるからです。
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(C)秋葉原テクノCD屋応援ブログ / ブログ管理者 LIMA
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