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プレスCDとは、皆さんがCDと聞いて想像する、市販されているごく普通のCDの事です。CD-Rは主にパソコンを利用して作れるCDの事ですね。プレスCDとCD-Rの簡単な見分け方として、両方を裏返してみて色がついているもの(青が多い)がCD-Rになります。ちなみにDVD-Rの裏はCD-Rよりも濃い色をしている事が多いです。


基本的に500枚以上ぐらいからの生産になるプレスCDと比べ、1枚からでも製作できるCD-R作品はインディーズアーティストの強い味方といえるでしょう。
ところが、いざ委託販売しようとお店に持ち込むと、お店によってはCD-R作品の場合断られてしまうことがあります。
※eARsではCD-R作品も受け付けています


なぜでしょう?
専門家ではない私ですが、理由をいくつか考えて見ました。


・CD-R作品を再生できない機器があるから

最近では殆どなくなりましたが、かつてはCD-Rで焼かれた音楽CDを再生できない音響機器がありました。これはプレスCDとCD-Rでは品質が異なり、古い機器はそもそもCD-Rを再生できる作りになっていないからです。CDプレイヤーでCDを再生するときには赤外線レーザー光をCDの裏面にあて、反射された光から情報を読み取ります。CD-RはプレスCDと比べて光を反射させる力が弱いので、機器側が情報を読み取れないことがあるのです。

またCD-R作品をパソコンで聞こうとした場合に、パソコンとCD-Rの相性によっては再生できない場合があります。実際にeARsの委託CD-Rでも、我が家のパソコンでは再生できないものがあります(他の機器だと再生できるのに!)。プレスCDの場合はこのような心配が要りません。


・そもそも焼きこみに失敗している場合があるから

そもそもCD-Rは一枚一枚、パソコンを使って書き込んでいくものです。正確にはCD-Rドライブですが。情報を書き込んでいく際に、何らかの理由により書き込みに失敗してしまう事があります。特に分数の長い(情報の多い)場合に失敗してしまう場合が多いようです。一般的なCD-R焼きこみソフトでは失敗した際に警告を表示してくれますが、環境によっては表示されない場合もあります(多分)。焼きこみに失敗したことに気づかずに作品として売り出してしまうと、当然ながら購入者はそのCD-Rを聞くことが出来ません。プレスCDの場合はその名の通り、金型をCDに押し当てて生産しているのでこういった心配はありません。


以上が主な理由です。音楽CDにとって再生できないというのは致命症中の致命症!万一の事を考えると、プレスCDのみを受け付けるようにしていた方がトラブルが少ないので良いのでしょう。eARsのようにちょっとアレゲ(何気だ)なお店の場合はCD-R作品でも受け付けていますが、作品中に連絡先などを掲載したほうが良いでしょう。


その他の小さな小さな理由として、CD-Rだと音が悪いといった理由もあるかもしれません。ここら辺はマニアの領域なのでちょっと分かりません。あとは偏見かもしれませんがプレスCDの場合はマスタリングがしっかりしていて聞きやすいCDが多いです。


なお、CDラベル(盤面印刷)の代わりにシールを貼っている方もいらっしゃいますが、できるだけやめた方が良いでしょう。CDの一部分にシール等を貼ると、CDを再生する時に全体のバランスが悪くなって読み込み不良を起こす場合があるからです。
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